「やめたくてもやめられない糖質」をやめる講座~我慢せず、糖質依存から抜け出す方法

我慢せず、糖質依存から抜け出唯一の方法

最近、かなり市民権を得てきた糖質制限ダイエット。しかし、なかなか継続できない人もいるようです。それは糖質に依存性があるから。この講座では依存症対策の視点から糖質オフダイエットを考えます。

糖質制限が必要なワケ

お米や小麦製品などの炭水化物、砂糖などの甘い物。これら糖質を制限することにより、病気を防いだり、減量や美容・健康を実現できたりします。それは、糖質には次のような性質があるからです。

1.糖質はがん細胞の餌になる(逆に言えば、糖質制限はがん治療に効果あり)
2.糖質のとり過ぎは、糖尿病の原因に。糖尿病は次の疾患をもたらす
→視力への影響(失明の危険)
→腎臓病
→神経障害(つま先や足の切断)
うつ病(最近、糖尿病第四の合併症と言われている)
3.体脂肪の増加による肥満が、動脈硬化をもたらし、心臓病や脳卒中の危険が高まる

さらに、次のような疾患をもたらす可能性が指摘されています。

4.慢性疲労症候群の原因の可能性
←糖質過剰摂取によるインスリンの多量放出の結果、インスリン量を抑える副腎が疲労し、疲れがとれなくなる
5.認知症・アルツハイマーの原因の可能性
←糖質により脳の神経細胞が萎縮するという研究も

そのほかに、男性が気になるであろう勃起不全(ED)や、主に女性が気になるであろう肌のシミ・たるみ等の影響もあると考えられています。

継続が難しいのは、糖質が依存症をもたらすから

ところが、私自身も継続していますし、周囲には継続中の知人がたくさんいるにもかかわらず、一般的にはこんな意見があります。

糖質制限ダイエットは継続するのが難しい

そもそも、人間にとって不可欠な栄養素ではありません。糖質は、脂肪からも、タンパク質からも得られるからです。そのおかげで、外部から糖質を摂取しなくても、肝臓に一定量の糖質がつねに保存されています。つまり、脂肪とタンパク質を摂取していれば、糖質は必要ないのです。
また、「脳では糖質が唯一の栄養素だから、頭を使ったら甘いものを」というデマもあります。これがデマなのは、脂肪が分解されてできる「ケトン体」も、脳の栄養素になるからです。そもそも脳内の糖質も肝臓でまかなえるし、代わりの栄養素もあるわけです。

それなのに、糖質がやめにくいのは、「糖質が依存性のある物質だから」です。

糖質の摂取により、脳に脳内物質ドーパミンが放出されることが確認されています。これは糖質以外の栄養素ではあまり放出されません。ドーパミンは「快感物質」とも言われ、快楽をもたらします。さらにドーパミンには学習作用があり、脳はこの快感を何度も味わおうと、前後関係や環境を記憶し、再現しようとします。これが依存症の原因となるのです。

つまり、糖質制限を続けるためには、依存症対策と同じアプローチが必要なのです。

シンプルな方法で糖質オフを実現!

「プログラム」と聞くと、複雑で難しそうだと感じるかもしれませんが、実際にお伝えする方法はシンプルです。簡単かどうかは依存の深刻度にもよりますし、依存対象にもよりますが、難しいことはやりません。
具体的には、心理学的な根拠や説明とともに、

  1. 糖質をやめることで、何が得られるか。どんな気持ちになるか
  2. 糖質の誘惑に負ける時、なんとなく糖質を摂取してしまう時はどんな時か
  3. 離脱症状(禁断症状)が起きた時の対策

などを一緒に考えていくワークショップ形式で行います。

30歳の頃、私は禁煙した時に、この手法を思いつき、心理学や脳科学の本を中心に勉強し、37歳の頃にプログラムを確立しました。その後、性依存・ポルノ依存から抜け出すプログラムを、自身で試しつつ開発し、販売。100名近い参加者が集い、彼らを性依存・ポルノ依存から救うことができました。

現在は食事療法のプログラムを開発中です。糖質制限から始め、さらに不要な食材を取り除くプログラムで、私自身で実践してみたところ、1年間で約15キロの減量に成功しました。もちろん、血液検査等の数値もすべて正常値です。それのみならず、自身が持つ発達障害の症状も、病気の症状も改善することに成功しました。
今回の講座は、食事療法プログラムの初披露となります。今後、参加費用を上げる予定ですので、なるべく早めにご参加ください

「もう必要ない」状態になるまでの方法を知ること

「失敗するかもしれない」とためらいを覚えることもあるかもしれませんが、このプログラムは基本的に失敗はあり得ません。「もう糖質は必要ない」と思えるまでは、プログラムをスタートしないからです。「もう必要ない」と思えなければ、糖質を継続してもかまいません。我慢するほうがストレスになるからです。
「我慢」はプログラム上、特に避けるべきだと考えています。一般的に依存症対策にとって我慢は、依存している対象から逃げようとしていたり、戦おうとすることによって、逆に依存対象を強烈に意識していることになるからです。
ですから、我慢を強いることはありません。それよりも繰り返し繰り返し、あるシンプルな行動を実践していただきます。それがやがて、「もう必要ない」につながっていきます。

離脱症状は大したことない

離脱症状(いわゆる禁断症状)が怖いという人もいるはずです。昔、AC(公共広告機構)によるCFで、覚せい剤が切れたため、暴れまわっている人を映した後、「覚せい剤やめますか? 人間やめますか?」というメッセージが流れるという強烈なものがありました。あるいは、学校で、同じように禁断症状で苦しむ人のビデオを見せられた経験がある人もいるかもしれません。

ところで、あれは離脱症状のせいではないということをご存知でしょうか。

実際には、あのように暴れなければならないほど、苦しいものではありません。彼は「こんなふうに暴れれば、ヤクを与えてくれるはずだ」と意識して、わざとやっていたのです。
どんな依存症も身体的な離脱症状は大したことありません。
その上で、本プログラムでは、離脱症状そのものを楽しめるように考えてありますので、ご安心ください(逆に、楽しめないとなかなかうまくいかないかもしれません)。

誰でも依存症になりうる

近年、アルコール依存症や薬物依存症は病気であり、治療が必要だと認識されつつあります。それでも「本人に問題がある」とか「意志が弱いからやめられないんだ」という意見はなくなりません。
しかし、決してそうではないのです。
ジョンズ・ホプキンス大学教授のデイヴィッド・J・リンデン博士は、次のように述べています。

どう考えようとも、真実は一つ。一定の条件が整えば、誰でも薬物依存症になりうるということだ(要因としては、ストレス、幼児期の薬物摂取や虐待、社会的サポートの欠如、遺伝的素因などがある)。依存症は意志の弱い負け犬だけがなる病気ではない。

河出書房新社『快感回路』より

つまり、私たちの誰もが依存症になる可能性があるのです。
ですから、たとえ糖質をやめられなくても、決して自分を責めないようにしてください。
太っている自分を、絶対に責めないでください。
糖尿病になった自分を決して責めないでください。
うつ病や慢性疲労症候群で動けない自分を責めるのは、金輪際やめてください。

なぜなら、あなたのせいではないからです。

これまで自分を責めてきたそのエネルギーを、糖質依存から抜け出すために使いましょう。その方法をお伝えします。
この講座があなたの力になれると信じています。

※参加者の声は準備中です。